1. >>
  2. >>
  3. >>
  4. 11月1日は「泡盛の日」!泡盛の歴史や魅力、古酒の定義や選び方、楽しみ方について
泡盛の日

11月1日は「泡盛の日」!泡盛の歴史や魅力、古酒の定義や選び方、楽しみ方について

【スポンサードサーチ】

泡盛の日について

泡盛の日は8月から9月に仕込んだ泡盛が11月1日ごろから飲めるようになるので、この日を記念日としており、1989年、沖縄県酒造組合連合会によって、泡盛製造の最盛期に入る11月1日と「いい月いい日」をかけて『泡盛の日』と制定されました。

泡盛の歴史

泡盛の蒸留技術は14世紀後半ごろから15世紀ごろにシャム国(現在のタイ)から琉球に伝えられます。

その際に蒸留器具やタイ米、貯蔵用のかめなども持ち込まれ、琉球の気候に最適な黒麹菌(くろこうじきん)を使い改良に改良を重ね、新たな酒「泡盛」として誕生したと考えられています。

とはいえ、米を原料とした蒸留酒が沖縄でいつ造られるようになったのかは時期は定かではなく、1460年ごろ、第一尚氏王統の尚泰久王が(しょう たいきゅうおう)李氏朝鮮に使者を派遣した際、サトウヤシ(桄榔)を原料としたヤシ酒(蒸留酒)と記されたものや1534年ごろに、明からの冊封使の記録(陳侃使録)に、「南蛮酒」のことが記されたものから、1400年後半ことではないかと考えられているようです。

このタイのシャム タイが期限となる泡盛は、15世紀から19世紀まで、奉納品として中国や日本の権力者に献上されてきた、大変貴重なものです。
日本では当時、琉球を支配していた薩摩藩の島津氏を通して江戸幕府に献上されています。

また、1671年にも琉球王国の中山王から徳川家への謙譲目録の中で「泡盛酒」として見られる記録が見つかっています。

その記録に焼酎と記さなかった理由として考えられるのは、当時、薩摩などにあった焼酎とは違う酒と示したかった意図が見えます。

【スポンサードサーチ】

泡盛の名の由来

泡盛は琉球王朝時代、(あわむり)または(あわむい)と呼ばれていましたが、現在では(あわもり)と呼ばれています。

「泡盛」の名の由来としてよく語られるのが、蒸留の際に導管から垂れてくる泡が受壷に落ちる際に見られることから、泡盛と呼ばれるようになったという説があります。

泡盛の種類や値段

一時、数百あった泡盛の蔵元は戦争などの影響もあり、大きく減少してしまったのですが、現在では徐々に回復しており、本土への販路拡大や質の高い古酒の生産などにより一気に盛り返しを図っています。

生産した泡盛の8割を地元で消費する泡盛。

県内ではたくさんの種類が販売されており、多種多様の好みにあわせた商品作りが盛んです。

泡盛の値段は数百円~数万円のものまでさまざま。基本的には古酒と呼ばれるものが高価になります。

泡盛はニーズの拡大、新・商品開発のためにの試飲会や新商品の発表などを、沖縄県酒造組合を中心に実施しており、今も進化し続けています。

下の写真は、国際通りで、たまたま開催されていた泡盛コンテストのアンケート調査です。

一口大に取り分けられた泡盛を10種類ほど試飲して、アンケートに答えるというもの。

もちろん参加者はアンケートを記入するだけで無料でした。

泡盛の試飲

泡盛の試飲

泡盛の試飲泡盛の試飲

泡盛の試飲

写真のように10種類以上の泡盛の中から、試飲してみて自分の評価が高かった泡盛を最後に確認することができます。

【スポンサードサーチ】

泡盛の魅力

たくさんの種類があり、全て味が違う泡盛なので魅力については多種多様といえます。

そんなたくさんの銘柄から自分にあった泡盛を見つける楽しみ。私はそれが泡盛の魅力であり、美味しく飲むための秘訣だと考えています。

また、泡盛の最大の魅力は、年月をかけて熟成させれば素晴らしい古酒に育っていくことです。

沖縄では、カメやビンに入れて熟成させることを「寝かせる」とよくいい、寝かせば寝かすほど香りも甘く、口に含んだときの舌触りもまろやかになるが特徴です。

その風味は1853年に琉球国を訪れたペリー一行が、「まるでフランスのリキュール(ブランデー)のようだ」と表現したように、今も世界的に評価されている年代物のウイスキーやブランデーと肩を並べるほどの名酒といえます。

そんな泡盛には熱狂的なファンが多いのも事実で、古酒と呼ばれ別格で扱われる商品も存在します。

古酒のことを沖縄では(くーす)と呼び、中には古酒作りの伝統を忠実に受け継ぎ、丹念に磨き上げられた高価で貴重なものまで存在します。

もともと献上品としてのお酒なので、高級志向の泡盛通や高価お土産・贈答品として価値が高いという点は、今も昔も変わらない古酒といわれるものに多いです。

最近開発されたものでは、中国の富裕層向けに泡盛原酒を使って開発されたものも存在します。

古酒の香り

泡盛は寝かせば寝かすほど香りが甘くなると上述しました。

その秘密は、泡盛そのものが持つ成分が、年月とともに熟成を重ね、化学変化し古酒に育っていくためです。

そんな泡盛は古酒になると、いったいどういう香りを生み出すのでしょうか。

上述したとおり、泡盛は古酒になると甘い香りがするようになります。

その甘い香りとして代表的な例が、バニラの香りです。

これは、タイ米に含まれているフェルラ酸が泡盛製造の過程で変化することで、生成されます。

ほかにも、古酒にはさまざまな香りがあります。

黒糖やキャラメルを思わせるような香り成分。その素となるのはマルトールという成分です。

他にもマツタケアルコールという成分も古酒の香のひとつです。
ここでいうマツタケとは(松茸)そのものの香りではなく、キノコ類全般に共通な香りのことを示しています。

なので正確には、しいたけのような香りという表現の方がいいかも知れません。

ほかにも、泡盛の中で生成されたエステル類がりんごや洋梨のようなフルーティーな香りを出したり、オレンジやシトラスのような柑橘系の香りを醸したり、中にはチョコレートのような香り、コーヒーのような香りなどもあります。

泡盛の香りは古酒によっていろいろなのです。

沖縄県酒造組合によると、古酒には定義があります。

泡盛の古酒の定義

さて泡盛はどれくらい熟成させれば古酒といえるのでしょうか。

以前までの規定では、3年以上熟成させた泡盛が、全体の量の50%を超えていれば「古酒」と表記してよいことになっていましたが、平成25年10月10日に「泡盛の表示に関する公正競争規約」の一部改正を行い、平成27年8月1日より、琉球泡盛の「古酒」表示については、全量が泡盛を3年以上貯蔵したものに限って「古酒」表示されることになりました。

したがって(※平成27年8月1日以前の詰口の商品につきましては、以前の基準で「古酒」表示されている場合があります)

また、古酒年数をしっかり表記した泡盛の場合は、当該年数以上、貯蔵したものといえます。

具体的には5年・10年などとはっきり年数が記載された泡盛は、その全量が記載された年数以上熟成されたものでなくてはならないという規定があり、ブレンドしたものの場合は、常に貯蔵した年数が若い方の年数を表示しなくてはならない決まりがあります。

簡単に表現すると、「20年古酒に少量でも3年古酒をブレンドしたならば、そのお酒は「3年」としか表記してはいけません」という決まりです。

なので一般酒に10%以上の古酒をブレンドする場合、「混和酒」あるいは「ブレンド酒」と表記することはできますが、この場合も、「古酒○%」と混合割合を表記しなくてはいけません。

【スポンサードサーチ】

泡盛の古酒の選び方

古酒を選ぶときには、古酒年数が高ければ、それだけ素晴らしい泡盛古酒である可能性が高くなります。

その風味は酒造元によって、またはブレンドによっても変わってきます。

なので、古酒選びも、好みの味も千差万別。

上の「泡盛の種類や値段」の文でも書いたように、いろいろ飲み比べてみて、好みの味を見つけ、その古酒を買う。これが一番ベストな泡盛古酒の選び方です。

泡盛 古酒楽しみ方

「良く寝かされた泡盛は起きるのが遅い」なんて聞きますが、古酒の香りを楽しむためには、ゆっくり時間をかけて楽しむことが必要です。

20年、30年と熟成を重ねた古酒の変化を感じるためには、1時間近くかかってその特徴を出すものもあります。

飲み干したあとに少しだけ残った香りまで楽しむのも、泡盛の古酒を最大限に楽しむ方法であり、自分なりにいろいろと試してみることによって、泡盛の飲み方もさらに深まっていくことでしょう。

おまけ:泡盛の変わった楽しみ方!牛乳割りについて

※以下はあくまでもおまけ情報です。無理にやる必要はありません!

私は試したことないですが、沖縄のおじさんの飲み方でよく牛乳で割る方をお見受けします。

感想を聞いてみたら、牛乳で割って飲むと美味しいだけではなく、翌朝、体調がいいとのことでした。

私もやってみようかなと何度も考えてみたのですが、まだ自分の泡盛を探せていないので、見つかったらトライしてみたいと考えています。

グルメ と同一カテゴリの記事

楽しむ と同一カテゴリの記事